「透明なゆりかご」ハツキス15話のネタバレ感想。障害のある子供と生まれ変わりのお話

ハツキス2016年11月号「透明なゆりかご」15話のネタバレ感想です。

今回のお話は、耳に障害を持って生まれてきた子供が前世の記憶を持っていて、その記憶に家族が救われた…という、不思議なお話。

兄弟に先天性障害のある私、メガネ女子としては、興味を引かれるお話でした。

では、透明なゆりかご15話のネタバレ感想スタートです!

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透明なゆりかご15話のあらすじ

エピソードの舞台は、作者が漫画家になってから立ち寄るという、都内の小さな串カツ屋「でかまるや」。

店長の塚ポン(40歳)と、奥さんのカナエさん(42歳)が2人で切り盛りする人気店です。

これは、作者が塚ポンから聞いた不思議なお話。

 

塚ポンがこうして自分の店を持ち、新店舗を出せるほどに順調なのは、「カメムライチロー」のおかげだと言います。

カメムライチローとは誰か?
話は塚ポンとカナエさんが子供を授かった時のことに遡ります。

 

結婚10年目にして息子を授かった塚ポン夫妻。

無事に生まれてくれた息子さんでしたが、聴力テストで引っかかり、難聴であることがわかりました。

息子に障害があるのは自分のせいだと、ひたすら自分を責めてしまう当時のカナエさん。

2歳になっても話すことができない息子のナツキくんに、補聴器、お灸、体にいいという高価な水、気功と、考えられる限りの民間療法を試していました。

でも聴力の回復はごくわずかで、ナツキくんと会話することはできません。

 

そんな時、カナエさんが過労で倒れて入院してしまいます。

病床にあっても民間療法のことを気にかけてばかりいるカナエさんに、塚ポンはもう治療をやめようと訴えました。

「このままだとオレもお前もナツキも…みんな不幸になる

だったら治療をやめて その先のナツキの幸せを考えよう」

と。

これがきっかけで夫妻はナツキくんの障害を受け入れ、治療をやめたのでした。

 

そこまで話を聞いたところで、成長したナツキくんがお腹すいた~とお店に入ってきます。

普通に耳も聞こえているし、うるさいぐらいによく喋るナツキくん。

塚ポンが、その理由を語ります。

 

障害を受け入れた後、塚ポンは会社をやめて、飲食店をやろうと決意しました。

店があればナツキくんをそばで見ることができるし、ナツキくんが若いうちから働くこともできる。

それに他人とのコミュニケーションが取れなくても、自分となら取れるだろうからというのが理由でした。

30歳過ぎてからの転職は大変だったけれど、店を持つという目標ができたら、将来が少し明るく見えたと言います。

 

一方、カナエさんは塚ポンが働いている間、できるだけナツキくんと一緒に過ごして、たくさん話しかけるようにしていました。

そのうち、手話と筆談を合わせて、少しずつコミュニケーションが取れるようになったのです。

 

そんなある日、3人でテレビを見ていた一家。
流れていたのは前世は存在するという生まれ変わり特集の番組。

すると、テレビを見ていたナツキくんが「カメムライチロー」という名前を口にしました。

夫妻が質問をしていくと、ナツキくんは以前はカメムライチローという人物だったこと、福島県でトマト農家をしていた時の記憶などを話し始めました。

 

カメムラさんはある冬の日、1人寂しく亡くなり…

神さまから好きな人生を選んで生まれ変わるように言われました。

その時、自分はお腹が空いて死んでしまったので、次は一生食べ物に困らない人生にする、と答え、ナツキくんとして生まれ変わったというのです。

 

その話を聞いた後、塚ポンはナツキくんをお腹いっぱいにするため、いっそう仕事を頑張り、カナエさんは懸命にナツキくんの耳のケアをしました。

ナツキくんの聴力は次第に上がっていき、塚ポンが店長になったある日、ナツキくんの耳は両耳とも聞こえるように回復していました。

 

産婦人科にいた時に聞いた、子供は親を選んでやってくるという話を思い出し、ナツキくんは塚ポンとカナエさんを選んでやってきたんだると言う作者。

親が子供を守るのは使命だけれど、子供が親や周りの人を支えて、幸せにすることもあるのではないだろうか。

親が守り、子供が支える。それが家族ではないだろうか。

塚ポン一家を見て、そんなことを感じた作者と、仲睦まじい塚ポン一家の姿で15話は終了です。

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透明なゆりかご15話の感想

塚ポン一家、素直に素敵な家族だなあというのが最初の感想です。

息子さんの障害を受け入れ、みんなで幸せになれる道を探し、本当に実行した塚ポンが男前。

子供の幸せのために未経験の仕事をゼロから頑張る。
話に聞いてすごいね、というのは簡単だけれど、実際に行動できる人は少ないと思います。

抗うんじゃなく受け入れることで、新しい幸せが見えてくる。
そんな風に思わされました。

 

ここからは賛否両論あるかもしれない、個人的な感想です。

子供が親を選んで生まれてくる、というのは、私はみんながみんなそうではないと思ってます。

30代ともなると、妊娠や出産の話題は身近にたくさんあります。

その中で、不妊治療に苦しんでいる知人も少なくありません。

不妊治療をしているとある知人が、「子供は親を選んで生まれるなんて、不妊治療をしている身には最高に残酷な言葉であり考え方だ」と言っていたことが、私には強く印象に残ってるんです。

子供が欲しいと、どんなに望んでも、どんなに努力しても来てくれない。
子供が親を選ぶのなら、自分は親になる資格がないのか?

って。

ナツキくんのように、親を選んで生まれてきただろう子供がいるのは、きっと事実。

でも、一方で、選んで欲しくてもそこに入れない人、選ばれても中絶を選ぶ人もいる。

 

これって、何が正解かって話ではないんでしょうね。

結婚だって、お互いにこの人しかいないと結ばれる2人もいれば、妥協で結婚する人、気持ちがなくても結婚する人がいるわけで。

たくさんある結婚の形、親子の形の中の、ある理想的なひとつの形が、今回の15話に出てきた塚ポン一家なんだと思います。

 

そして大切なのは、どんな形を作るかは、自分で選べるし決められるってこと。

親が守り、子供が支える。

私の人生は、子供として生きてきた時間ばっかりですが、そんな風に守れる人、支えられる人でありたいな、と思います。

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