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『ゴールデンカムイ』第七師団はなぜ陸軍最強と呼ばれたのか?

北鎮記念館 ゴールデンカムイ
写真は北鎮記念館
この記事は約5分で読めます。

ゴールデンカムイに登場する第七師団

鶴見中尉や尾形が所属する、屈強な軍団というイメージが強いですよね。

正式な読み方は「だいしちしだん」。創設時に明治天皇がそう呼ばれたのが起源です。

第七師団は北の守りをあずかる重要な常備軍で、北鎮部隊とも言いました。

そんな第七師団、作中では陸軍最強と呼ばれていたりします。いったいどんな活躍をしてそう呼ばれるようになったのか気になりますよね。

その他にも第七師団で気になったことを調べてみました。

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第七師団が最強と呼ばれた理由

第七師団が陸軍最強と呼ばれる理由は・・・実は分かりませんでした。

その代わり、こういう活躍があって陸軍最強と呼ばれたのかも?

というエピソードがあったので、それをまとめてみます。

日露戦争における203高地の争奪戦

203高地

第七師団が有名になるのは、かの有名な203高地の争奪戦。この争奪戦は日露戦争においてもっとも激しい戦いとなった旅順攻囲戦の1つです。

この地を守る旅順要塞はロシア陸軍が8年の歳月と、セメント20万樽を使って塗り固め、砲台・弾薬庫・兵営などが地下で連結している最先端なもの。要塞と一体となった防御陣地は25kmの半円陣、700門の砲台を備え、主力武器としてマキシム機関銃を装備。総兵力は4万2000名でした。

この地を攻めるのは、乃木大将率いる第三軍。しかし第三軍は2度の攻撃に失敗し、おびただしい犠牲をだします。そこに大本営から203高地を攻めよとの命令。増員が必要とされ、切り札の第七師団が旅順へ送られることになりました。

しばらく待機していた第七師団ですが、遂に203高地攻めに加わることになります。損傷の激しい第一師団から第七師団へ指揮権が移り、激戦のすえ203高地を奪取。直後の203高地攻撃隊の残存兵力は、たった900名!死傷者の割合は6割を超えていました。

この203高地を主攻とした攻撃で、日本軍は戦死5052名、負傷1万1884名。ロシア軍は戦死5380名、負傷者は1万2000名をだします。そしてこの激戦でロシア軍は予備兵力を大きく消耗。結果、旅順攻囲戦における日本軍全体の勝利に結びつきます。

さらには奉天会戦においても、旅順攻囲戦で活躍した第三軍は注目され、それが敵司令官の判断ミスへと繋がり、奉天会戦の勝利の一因となります。

このように203高地から始まり、奉天会戦の勝利を呼び込んだ第七師団は、最強陸軍と呼ばれても遜色ないものです。

ちなみに漫画では第一師団の杉元と、第七師団の尾形が遭遇したときも、203高地の話をしてましたね。鶴見中尉が旅順で杉元の戦いぶりを見かけたとういのも、辻褄が合うわけです。

そういえばゴールデンカムイ作者の曽祖父も第七師団でしたね。

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ゴールデンカムイ作者の曽祖父も第七師団

作者の野島サトルさんのブログで次のような記事がありました。

知っている人も多いと思いますが、ゴールデンカムイの主人公・杉元佐一の名前は、作者の曽祖父の名前からきているんですね。

曽祖父は第七師団、歩兵27連隊乗馬隊に所属していた。

出典:野島サトルのブログ

歩兵第27連隊といえば、旅順攻囲戦、奉天会戦、シベリア出兵、ノモンハン事件に参加している、激戦地ばかりに投入された部隊です。

実は作中で尾形が最初に出てきたとき、肩章には薄ぼんやりですが「27」という数字がみえます。第27連隊への思い入れは、こういうところから来ていそうです。

ところで参謀長は自殺したの?

ゴールデンカムイの作中では、元第七師団長で参謀長だった中将は自刃したという話になってました。

日露戦争当時の旅順攻囲戦の参謀長は、薩摩出身の伊地知幸介少将です。

伊地知幸介少将は、日露戦争の功により男爵になります。のちに陸軍中将に出世したので、このあたりは事実と違ってますね。

第七師団の処遇が悪いほうが、鶴見中尉の動機に繋がりやすいので、このあたりは創作したと思われます。

もしくは伊地知幸介少将はとても評判の悪い参謀長なので、皮肉をこめてなのかもしれません。^^;

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ノモンハン事件のあの連隊長ってもしかして・・

ノモンハン

日露戦争後も第七師団は転戦します。

ノモンハン事件の第二次戦闘では、第七師団の第26連隊が投入されます。この第26連隊を率いていた連隊長の名前が、須見新一郎(すみ しんいちろう)大佐。須見新一郎大佐といえば、サイダー瓶を使った火炎瓶攻撃を行い、敵戦車83両を破壊したことで知られています。

サイダー瓶を工夫して、しかも火炎瓶とは、、どれだけ物資がなくて追い詰められた戦いだったんだ。しかも火炎瓶を投げるには、戦車にギリギリまで近づくんですよ。この第二次戦闘によって、第26連隊は91%が死傷しました。

また彼は、作戦司令部の無謀な作戦を拒否し、スケープゴートの自決を拒否し、この戦いのあと予備役に編入されます。

須見?‥鶴見?

違うかな‥これはあまり自信がありません。

まとめ

以上、第七師団が陸軍最強と呼ばれる理由と、そのほか気になることを調べてみました。

漫画の力ってスゴイですね。近代史や歴史に興味のない人も、漫画をキッカケに調べたりするものです(私のように!)。これをもっと上手に利用すれば、学校の授業も楽しくなるだろうにと思いましす。

ところで正露丸の意味って知ってます?今回日露戦争を調べている内に発見したんですが、もともと「征露丸」といって、日露戦争中の陸軍で腹痛を抑えるための薬だったんですね。身近なところにも日露戦争が残ってるっていうのは面白いですね。

ゴールデンカムイの背景引き続き調べていきたいと思います。

コメント

  1. ミヤ より:

    最近、第七師団の奉天会戦の戦いぶりをユーチューブで見ました。最強と言われるにふさわしい戦いぶりです。クロパトキンが第3軍を恐れるあまり第七師団には4倍のロシア軍を投入するが、撃退されてしまっています。

    • マンガオー(怪獣オバケ) もやし男 より:

      ミヤさん、コメントありがとう御座います。
      日露戦争の辺りって、知れば知るほど興味深いですよね。
      このあたりについても面白いマンガが出てくるといいんですけど。

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