ゴールデンカムイ 103話のネタバレ考察。尾形はアンコウ鍋が好き
ゴールデンカムイ第103話「あんこう鍋」のネタバレ考察です。
前回は、谷垣一家の旅の様子がチョロっと。そのあと北海道に実在した凶悪犯・稲妻強盗と、蝮のお銀が紹介されました。明治期の北海道、荒んでる!
前回:ゴールデンカムイ 102話のネタバレ考察。明治期の北海道こわっ!
今回は、尾形の好物から始まって、尾形の重~い回想シーンがあります。こんな重い話あったらアンコウ鍋トラウマじゃないの!?という気もするんですが…、いったいどんな話なのでしょうか。
さて、このあと103話の考察とかしていきますが、大いにネタバレするので、気になる人は先に本誌を見てください。
それでは、あらすじから見ていきましょう。
もくじ
第103話のあらすじ
扉絵はナキウサギの冒険活劇みたいなもの。
大雪山を下山中
◆食べられる。
ナキウサギが罠に掛かった。
扉絵はコレだけのためだったか(笑
<ナキウサギの解説>
ナキウサギは高温に弱く
標高1500メートルから1900メートルの
涼しく乾燥したガレ場に特に多く生息する
下山するに連れてナキウサギが獲れなくなっていった。
銃声が追手に聴こえるかもしれないから銃が使えないようだ。
アシリパさんは、ナキウサギのモモ焼きを尾形に分ける。
「尾形ぁヒンナは?」
「尾形はいつになったらヒンナできるのかな?」
「好きな食べ物ならヒンナ出来るか?」
と煽るアシリパさん。
「尾形の好物はなんだ?」
アンコウ鍋が浮かんで、シーンが切り替わる・・・
小樽の鶴見中尉
旭川で飛行船に乗ったのは尾形百之助だったんだな?
鶴見中尉が鯉登少尉に確認している。
「尾形の父である元第七師団長の花沢幸次郎中将の自刃に泥を塗る行為であります」
相変わらず月島を通して喋っている。
鯉登少尉の父親と花沢中将は親友同士だったらしい。
<鯉登少尉の父親>
鯉登の父親は海軍少将であり
青森に設置されている大湊要港部司令官であった
花沢中将の自刃は、二〇三高地の被害をを中央がすべてなすりつけたのが原因。
尾形も当然、父親の名誉と第七師団のために戦ってくれる、と鶴見中尉も思っていたようだ。
尾形の回想シーン
尾形は誰かに向けて喋っている。
尾形は浅草の芸者との間に生まれたらしい。
「本妻との間に男児が生まれると
父上は母のもとにぱったり来なくなったと
祖母から聞きました」
「祖母は母とまだ赤ん坊の俺を
茨城の実家に連れ戻したそうです」
ここでアンコウ鍋が登場。
尾形の母親はよくアンコウ鍋を作ってくれたようだ。
「西のふぐに東のあんこうってね
あんこうは安く手に入りました
地元の庶民的な鍋です」
「俺も好きで食べてました」
「でもね…それが毎日なんですよ」
尾形の母親は、アンコウが獲れる冬の時期は毎日あんこう鍋を作ろうとしていた。
「父上が美味しいと言ってくれたから
また食べに来てくれると信じて」
「頭がおかしくなってたんです」
尾形は祖父の古い銃で鳥を撃って、鶏肉を用意したが、アンコウ鍋は作られ続け…
ついに尾形は殺鼠剤をアンコウ鍋にいれて母親に食べさせた。
アレッ…母親を毒殺…( ゚∀゚)・∵グハッ!!
「葬式になら父上が来てくれるだろうと
母は最期に愛した人に会えるだろうと」
ここで屋内でぐるぐる巻きにされて、腹から血を出している花沢中将が登場。
「貴様も頭のおかしくなった母親が
哀れで疎ましかったのだろう?」
「私と同じじゃ」
と花沢中将が漏らす。
「子供は親を選べません」
「愛情のない親が交わって出来る子供は
何かが欠けた人間に育つのですかね?」
珍しく何だかとても重い話だけど、その意見には賛成。
そして尾形は衝撃の告白。
花沢中将と本妻の子である花沢少尉は、二◯三高地で後ろから尾形に撃たれたとのこと。
「貴様の言うとおり
冷血で出来損ないの倅じゃ」
これが花沢中将の最期の言葉。
そして尾形が家を出ていくと、馬車のお迎えが。
中では鶴見中尉がお待ちかね。
「中央は第七師団に責任をかぶせるだろう
我々にとって厳しい時になるが耐え忍ぶのだ
外敵を作った第七師団はより結束が強くなる」
「第七師団は花沢中将の血を引く百之助を担ぎ上げる
失った軍神を貴様の中にみるはずだ
よくやったぞ尾形」
「たらしめが…」(尾形の内心)
鶴見中尉のカリスマ悪役っぷり!
再び小樽の鶴見中尉
「鯉登少尉ちょっとこっちに来なさい」
鶴見中尉に超接近している鯉登少尉。
「網走の脱獄犯刺青の24人のひとり…
稲妻強盗が動き出した」
新聞を読みながら鶴見中尉。
鯉登少尉が刺青人皮を見せながら、自分を餌にして下さいアピールすると。
「そこは当然 江渡貝くぅんの偽者を使うにきまっているだろ」
「そういうところだぞ鯉登少尉!!」
とたしなめると、鯉登少尉は猿叫のあと畳をバリバリし始めた。
鶴見中尉と同じ畳の上なので、畳を掘って頭を下げたいらしい。。
「お茶をぶっかけろ月島」(鶴見中尉)
最期に強盗二人組
「小樽…お金持ちがたくさんいそうね」
「お銀…お前をこの街の誰よりも金持ちにさせてやる」
稲妻強盗の手には散弾銃、服装は完全に西部劇なんだけど(笑)
◆北のボニー&クライドVS第七師団!!
次号、稲妻蝮を退治せよ!!
で今回はおしまい。
以上であらすじは終了です。
とまぁ、今回は重い話でしたね。
それでは気になったポイントを考察したり、背景を見ていきましょう。
第103話の考察、背景
親殺しの伏線回収
そういえば尾形が日泥組の争いに用心棒で加わっていたときに、ある伏線がありました。
日泥のダメ親父を撃ち抜いた後のセリフ。
「親殺しってのは巣立ちのための通過儀礼だぜ」
あんまり共感されないセリフだな思っていたけど、ここに繋がっていたんですね。
鯉登少尉の父親
今回は鯉登少尉の父親の話もでてきましたね。
鯉登少尉の父親は海軍少将で、青森の大湊要港部の司令官という話になってます。
じゃー鯉登少尉のモデルになった鯉登行一中将の父親は?
というと、やっぱり帝国軍人なんですね。
その人とはズバリ鯉登行文中佐。
ただし陸軍中佐なので、そこはキャラ設定を変えているみたいです。
ちなみに、鯉登行一中将の息子も帝国軍人。
帝国軍人一家だったんですね。
大湊要港部
要港部とは、帝国海軍の拠点など後方を統轄した機関。
大湊要港部は現在の青森県むつ市にありました。
大湊要港部は、北方海域の警備や権益保護、漁場安全確保、救難救助などを担当。
このあと太平洋戦争に向けて、要項部から警備府に格上げとなってます。
アンコウ鍋

Photo by Yamaguchi YoshiakiCamera, CC BY-SA 2.0
「西のふぐ鍋、東のあんこう鍋」と言われるほど、メジャーな東日本の鍋料理。
特に茨城の鍋料理とされています。
アンコウはフグと同じように高級魚。
茨城県を境に「北のアンコウ」「南のアンコウ」に分けられ、北の海でとれるアンコウのほうが高い。
その中でも潮流が入り交じる鹿島灘海域で取れるものは上物とされています。
冬になると水温が低いので身が締まり、産卵に向けて肝臓が大きくなることで味が良くなるそうです。
ということは海のフォアグラか…。
あとがき
以上、ゴールデンカムイ第103話のネタバレ考察でした。
なんか尾形の過去が妙に重いし、まさか両親ともに手にかけているとは。
これは流石に病んでいるキャラ決定ですね。
しかし誰かが愛は説かなければなりません。
最近「児童養護施設の子どもたち」って漫画を読んでいて実感しました。
北斗宗家の女人像もそう言ってましたしね(汗)。
勝手な意見ですが、尾形はヤンデレに化けるとオモシロそうですね。
次回ゴールデンカムイ第104話が楽しみです。

漫画が大好き。雨の日も晴れの日も引きこもって漫画ばかり読んでいるから色白。 ついたアダ名は「もやし男」。。
好きな漫画は、バカボンド、キングダム、蒼天航路、花の慶次、エアマスター、ゴールデンカムイ、嘘喰い、うしおととら、北斗の拳。
特技は漫画のセリフを暗記すること。
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