『ソフトメタルヴァンパイア』第2話のネタバレ考察と用語解説
2016/10/25
ソフトメタルヴァンパイア第2話「鋼と水素」のネタバレ考察と用語解説です。
前回は、噛ませ犬・ペドル公爵をアッサリ片付けて、アランはミイカを連れて校舎の壁を駆け下りる。が、そこには重装備の警官隊が。どう考えても警官隊には荷が重すぎる‥というところで終わりました。
前回:『ソフトメタルヴァンパイア』第1話のネタバレ考察と用語解説
今回は、警官隊をどう捌くかというところからですね。このあと大いにネタバレするので、困る人は先に本誌を見てください。
それでは、あらすじから見ていきましょう。
もくじ
ソフトメタルヴァンパイア第2話のあらすじ
警官隊に囲まれたアランとミイカ、アランは警官隊の装備に含まれる超高分子量ポリエチレンの炭素を操って、警官をぶっ飛ばす。
G.D.F.からは警官を殺すなという司令。しかし頭を撃ち抜かれたアランは、頭にきて狙撃手に反撃する。さらにダイヤモンドの散弾を警官隊に打ち込もうとしたところで、G.D.F.はアランのセイフティ装置を発動。アランは気絶してしまう。
そこに翼を生やしたシャオ姐と、もう一人の仲間が二人を空中から拾い上げて無事脱出。
吸血族は翼も生える設定?
シャオ姐の話によると、アランの脳にはチップが埋め込まれていてブレーカーみたいに落ちるようだ。そんだけコントロールが効かないってことね。
翼を生やしたもう一人の仲間はロアン。ボーイッシュで静かな女性キャラ。空を長いこと飛んでいると、宗主(シザレイン)の衛生に見つかってしまうらしい。というわけで、ちょっと飛んだあとはマンホールから脱出。
アランの目が覚めると、そこはセーフ・ハウス(隠れ家だと思う)。アランはロアンに、“ママ・アデュー”に強制停止されたか尋ねる・・・けどロアンはシカトした。
なんかママ・アデューって、ここだけONE PIECE見たいなセンスだな。
セーフ・ハウスでTVを見ていると、学校がニュースとなっていて重要参考人として、ミイカと父親が映されていた。ミイカが唯一銀を操る存在だから、狙われているらしい。ミイカの能力はそのうち覚醒するとシャオ姐が話していた。
ふと、アランが女子更衣室にはいってきて、ミイカの隠れ巨乳を褒めるが次のシーンでぶっ飛んでいた。
アランは倉庫で、バレットM82を見つけて大興奮。シャオ姐にじゃれついていると、突然壁が爆発!
噛ませ犬2号君・『鉄鏃使い』ドミトリエが参上だ。
ところでここセーフ・ハウスって行ってたよね?簡単に見つかってるし、そのことに驚かないし、そんなもんでいいのか?(^_^;)
ドミトリエは、建物の鉄骨から鉄を補充して、メトロイド(1986年のファミコンソフト)のような鉄の鎧を身にまとう。これを粉砕するにはN6〜N8クラスの攻撃が必要とシャオ姐は考えていた。しかしその威力はミイカを巻き込んでしまう。
N6〜N8クラス?これには後で触れたい。
シャオ姐はアランに鉄の鎧を操れないか聞くが、ドミトリエが身にまとう鉄カーバイドは、アランには操れない。炭素モル量が50%以上ないと乗っ取れない設定だ。
簡単に言おう。敵の元素使いが操っている素材の半分以上が炭素じゃないと駄目ってこと。
シャオ姐は榴弾でドミトリエと戦っている。そこにロアンが軽水素を圧縮したものをドミトリエに打ち込んだ。するとドミトリエの鎧にはヒビが入った。“水素脆化”ってヤツらしい。
水素脆化って何!?モチロン説明はなかった。。
天の声が聞こえてくる・・・ググれっカスッ!!(調べて次項に載せました)
ヒビの入った鎧をアランがバレットM82で狙撃。土手っ腹に穴が空いたところで、シャオ姐がヘキサジン弾(N6)をねじ込んだ。デミトリエは爆散。
アランが炭素を操って防御幕を作って、全員爆発をしのぎきった。
今回はここで終了。次回はいよいよ本部に到着ですね。
それではネタバレ考察と用語解説を見ていきましょう。
ソフトメタルヴァンパイア第2話のネタバレ考察と用語解説
超高分子量ポリエチレン
分子量を大幅に上げたポリエチレン。ポリエチレンとはプラスチックのこと。プラ再生マークPEとかで見かけるやつ。合成樹脂でありスーパーエンジニアリングプラスチックの1つでもある。特に強度や耐熱性などに優れている。
スキー板の滑走面、ギア、歯車、人工骨、米陸軍・海兵隊の戦闘メットに利用されている。糸状にするとピアノ線の8倍の強度があり、船舶用や登山、レジャー用ロープにも使われる。
名前が厨二的でカッコイイ。
バレットM82
バレット社が開発した対物ライフル。本体重量12kgで、50口径12.7mm弾を使用し、有効射程距離は約2km。本来、装甲車やヘリコプターを狙うためという建前があり、ハーグ陸戦条約を気にして、人を狙ってはイケナイとされている。実際には守られていないので、人に当てるとトンデモになる。
N6〜N8クラス
元素記号でNは窒素。N6〜N8クラスとは窒素の同素体のこと。同素体とは、同じ元素でも原子の配列や結合の仕方が違うことで、特徴が異なる単体のこと。
例えば、O2は酸素で無色無臭ですが、O3はオゾンで青色特異臭がする。他にも炭素であれば、黒鉛とダイヤモンドも同素体。黒鉛って鉛筆の材料ね。
窒素の同素体は、N2(窒素ガス)、N4(四窒素)は存在が確認されている。N6(ヘキサジン)〜N8は存在が予測されているが、未だ観測されてい。これらは崩壊する際に、高エネルギーが放出されると推測されている。ちなみにN60ってのもあるから、これは威力がヤバそうだ。
鉄カーバイド
金属と炭素の化合物でありセラミックスの一種。鉄カーバイドの組織であるセメンタイトは、非常に硬く腐食しにくいが脆い性質を持ちます。
モル量
モル質量(mol)のこと。元素単体あるいは化合物の特定物質量あたりの質量のこと。1mol=6.02×1023個。考え方としては1ダース=12個とたいしてかわらない。例えば炭素1molあたり12gとなる。
軽水素
自然界に最も多く存在する水素の同位体。同位体とは原子番号が同じで、質量数が異なるもの。天然の水素の99%以上が軽水素なのだ。質量数の異なる重水素も存在する。
水素脆化(すいそぜいか)
金属は水素を吸収する性質を持っており、これによって金属の強度が低下する(脆くなる)現象のこと。特に高炭素鋼や特殊鋼など、高い硬度と引張り強さをもつ高強度材、高張力鋼に多い現象です。めっき加工や防錆処理をしっかり行うことで防ぐことが出来ます。
今回もなれない用語がたくさん。。
あとがき
以上、ソフトメタルヴァンパイア第2話のネタバレ考察や用語解説についてでした。
毎回こんな感じで元素使いが現れて、戦隊モノのようにやっつけていく展開なんですかね?
すでに元素使い2人を撃滅したし、仲間には4人の元素使いがいます。元素の周期表には18族しかいないので、6/18が既に登場した計算。このペースでいくとあっという間に元素使いが品切れになってしまうので心配です‥。
あとこれやっぱり高校のときに読めば、もう少し化学を勉強した気がします。。
次回どんな元素使いが出てくるか楽しみですね。
次回:ソフトメタルヴァンパイア 3話のネタバレ考察と用語解説。世界観の解説キター

漫画が大好き。雨の日も晴れの日も引きこもって漫画ばかり読んでいるから色白。 ついたアダ名は「もやし男」。。
好きな漫画は、バカボンド、キングダム、蒼天航路、花の慶次、エアマスター、ゴールデンカムイ、嘘喰い、うしおととら、北斗の拳。
特技は漫画のセリフを暗記すること。
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