江戸時代の知識が増えるような作品を紹介してます。
江戸時代の文化って魅力的ですよね。
そんな江戸時代の生活感、人情味が伝わってくるような漫画を紹介してます。
もちろん最後まで夢中になれる名作ばかりですよ。
面白いだけの作品も含まれてるけど。(^_^;)
江戸時代の漫画おすすめ11選!
幕末の百姓と武士『いちげき』
刊行:2019年5月〜2020年12月
原作:永井義男
作者:松本次郎
舞台:江戸末期
巻数:[完結]全7巻
面白さ:
史実性:
人情味:
生活感:
永井義男の小説『幕末一撃必殺隊』が原作です。
幕末の江戸を荒らしていた薩摩の御用盗に対抗すべく、百姓を募った「一撃必殺隊」が組織されました。
士分と報酬を約束された百姓は「一撃必殺隊」として薩摩侍と切り結びます。
この作品では「刀」を帯びた農民はホンモノの武士になれるのか?というテーマのもと、農民と武士の人生観をうまく表現しています。
百姓が「刀」を持つことで、葛藤や懊悩や気負いが始まるのがオモシロイ。
ちなみに薩摩の御用盗、元新選組の島田幸之介は実在してます。
司馬遼太郎原作の『竜馬がゆく』
刊行:2022年5月〜現在
原作:司馬遼太郎
作者:鈴ノ木ユウ
舞台:幕末(1853〜1867年頃)
巻数:[既刊]5巻
面白さ:
史実性:
人情味:
没入感:
司馬遼太郎の有名な小説『竜馬がゆく』が原作となっています。
この小説には思い入れがあるので、この漫画も読まずにはいられません。
ストーリーは大枠で原作に近い感じでしたが、違ってるとこも多いです。
あと史実通りかどうかは微妙で、とくに坂本龍馬の評価は最近見直されてますからね。
この作品は絵がキレイで惹き込まれやすく、夢中なって幕末を学ぶことができますよ。
下級武士で貧乏な中年『太陽と月の鋼』
刊行:2020年〜現在
作者:松浦だるま
舞台:天保年間(1831〜1845年)
巻数:[既刊]7巻
面白さ:
生活感:
人情味:
没入感:
江戸時代の貧乏な下級武士が主人公。しかも中年で“刀に触れられない”ことで、ドンドン貧しくむっている途中。
その窮乏が極まったとき、異様なほどの美女が100両を持参して嫁いできます。
そこからストーリーが急変する、異能使いのファンタジー歴史漫画。
主人公が髭もまばらで貧相な中年というのが、グッと漫画の魅力をUPさせてます。
内容はファンタジーだけど、下級武士の貧乏な感じがリアル。
敵が悪逆非道『明楽と孫蔵 幕末御庭番』
刊行:2013年〜2017年6月
作者:森田信吾
舞台:弘化年間(1845〜1848年)
巻数:[完結]全12巻
面白さ:
生活感:
人情味:
没入感:
江戸後期の幕府を影から支える御庭番の家。
その次男として奔放にすごす明楽伊織と、相棒の忍である孫蔵が活躍するアクション時代劇。
とにかく出てくる悪党が残虐非道でハンパありません。
中身はそんなに無いんですが、読み始めると面白くて何か止まらないんです。
幕末の医学と生活が学べる『JIN―仁―』
刊行:2000年〜2010年
作者:村上もとか
舞台:江戸末期〜明治(1862年〜)
巻数:[完結]全13巻
面白さ:
史実性:
人情味:
生活感:
幕末へタイムスリップした医師が活躍する漫画。
江戸時代の生活や医療がどんなものだったのか細かく描かれています。
漫画の完成度を高めるため、医学史、先端医療、幕末史について各専門の大学教授に監修して貰っているほどの気合の入り方。
江戸時代の漫画が好きなら、この作品は必ず読んでおきたいところです。
シンプルに作品として面白いのでドラマにもなってます。
江戸の町人文化が魅力『そば屋幻庵』
刊行:2008年8月〜
原作:梶研吾
作画:かどたひろし
舞台:寛政年間
巻数:既刊16巻
面白さ:
生活感:
人情味:
没入感:
神出鬼没の蕎麦屋「幻庵」を中心に、江戸の雰囲気が伝わってくる漫画。
蕎麦屋の親父は奉行所の元同心。だけど蕎麦が作りたくて50代半ばで隠居します。
そんな屋台の蕎麦屋「幻庵」にさまざまな客がやってきて、そこからストーリーが始まる。
いかにも江戸っぽい、人情味や描写や心温まるエピソードが魅力です。
蕎麦好きは読んでて飽きないと思います。
江戸初期の暗殺者『あずみ』
刊行:1994年〜2008年
作者:小山ゆう
舞台:江戸時代初期
巻数:[完結]全48巻
面白さ:
生活感:
人情味:
没入感:
戦国時代末期〜江戸時代初期が舞台の漫画。
江戸幕府がつくる太平の世を支えるという名目で、暗殺者あずみが育成されます。
あずみは様々な任務をこなすため、日本全国を渡り歩きます。
殺陣シーンが多いため、江戸についての描写はあまり多くないかも。
とにかく面白いので最後まで読めてしまう作品です。
剣客ファンタジー『無限の住人』
刊行:1993年6月〜2012年12月
作者:沙村広明
舞台:江戸時代
巻数:[完結]全30巻
面白さ:
生活感:
人情味:
没入感:
江戸時代が舞台となってますが、剣客のつかう武器や衣装はオリジナルなものばかり。
そして主人公は不老不死の肉体を持ちます。とはいえ決して強すぎないところが良いバランス。
ファンタジー要素が、出しゃばらない良い具合に織り込まれた作品。
基本的に殺陣シーンばかりなので、生活感とか人情味とかはあまりありません。
それでも読み始めたら止まらない面白さがあります。
惨酷無惨時代劇『シグルイ』
刊行:2003年8月〜2010年9月
作者:山口貴由
舞台:慶長〜寛永
巻数:[完結]全15巻
面白さ:
残酷さ:
無惨さ:
没入感:
南條範夫の小説『駿河城御前試合』の第一話「無明逆流れ」を基にしている漫画。
ただし『シグルイ』は独自色が強くなっており、原作とはストーリーが異なります。
とにかく惨酷無惨でグロテスクなんですが、どこか美しさを感じる描写が特長。戦いによって身体を失ったり臓物がこぼれ落ちるのは日常茶飯事。
キャラがすべて異様な性格や雰囲気をしており、常人はほぼいない世界観です。
人生修業『バガボンド』
刊行:1998年〜休刊
作者:井上雄彦
舞台:戦国末期〜江戸初期
巻数:[既刊]37巻
面白さ:
生活感:
人情味:
没入感:
説明不要なぐらい有名な漫画なんですが、『バガボンド』は吉川英治の小説「宮本武蔵」が原作。
殺陣シーンも見事なんですが、人の心に焦点をあてた哲学的な作品だと思います。
また絵がキレイで芸術的、シーンがそのまま絵画みたいです。
ほとんどのキャラは実在の人物なので、知識としても役に立つと思いますよ。
無様な魅力『無頼侍』
刊行:2005年〜2006年
作者:鈴木マサカズ
舞台:江戸末期
巻数:[完結]全3巻
面白さ:
生活感:
人情味:
没入感:
主人公は賞金稼ぎなんですが大して強くないところが、逆に良い感じです。
追われる立場の賞金首は強く賢いキャラ。ただ賞金首になったのは理由があり、それを知った主人公は同行するようになります。
旅の途中でキャラが増えるのですが、それぞれが背景があり実は関わりがあることが、だんだんと明かされてくるのが面白い。
人間関係の移り変わりが面白い作品です。
まとめ:江戸時代の雰囲気が分かる漫画は楽しい!
江戸時代のオモシロイと思う漫画をピックアップしました。
江戸の文化や当時の様子を学べるから、2重にオモシロイですよね。
漫画を読んだあとで、歴史を調べてみるのも楽しいです。
ちなみに漫画を買うなら、電子書籍だと全巻70%OFF✖20%還元とかになるのでホントお得ですよ。
その当たり詳しく書いた記事もあるので、良ければ読んでみてください。
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