少女漫画界の巨匠、大和和紀先生の画業50周年を記念して、「はいからさんが通る」が劇場版アニメとして映画化決定!
2017年に公開予定だそうです。
はいからさんが通るといえば、すでに実写映画化やドラマ化されていますが、アニメ化は初めて。
漫画の実写化って、少なからずイメージの違いが生じるものですが、アニメなら原作の世界観や雰囲気を損なうことなく映像化してくれることでしょう。
スクリーンで動く紅緒や蘭丸、少尉が見られると思うと胸アツです。
でも、「はいからさんが通る」って、連載していたのは1975年から1977年なんですよね。
私は単行本で読みましたが、よく考えたら連載中まだ生まれてない…!
世代を超えて読み継がれ愛されていることこそ、まさに名作の証でしょう。
とはいえですね、連載終了から40年(!)も経っていると、記憶もだいぶ薄くなっているわけで…
映画化に備えて、はいからさんが通るのあらすじを総復習してみました。
あ、ちなみにこれ、一度はいからさんを通るを読んだことがあるけど、詳細は忘れちゃった人用のあらすじ紹介です。
めっちゃネタバレしてますので、未読の人はぜひ原作を一読あれ。
40年前の作品ですが、今読んでも面白いよ!
はいからさんが通るのあらすじ
紅緒と忍の婚約
「はいからさんが通る」は、大正時代を舞台に、ジャジャ馬少女の花村紅緒とイケメン少尉の伊集院忍との恋愛模様を描くラブストーリー。
主人公の紅緒は、母を早くに亡くし、軍人である父親の元で育った一人娘。
紅緒の許嫁である伊集院忍少尉は、やんごとなき華族であり、ロシア人の血を引くイケメン。
2人の祖父母は相思相愛でしたが結婚を許されず、いつか2人の血をひとつにしようと誓った仲。
で、それぞれの孫である紅緒と少尉にその想いが託されたというわけです。
紅緒は花嫁修業のために伊集院家に住み込むことになり、持ち前のガサツさで騒動を巻き起こしていきますが、その過程で2人はお互いを知り、だんだんと惹かれ合っていくわけですよ。
少尉のシベリア送りと戦死の報
しかし、ここで事態は急転。
酔った紅緒が酔って少尉の上官(印念中佐ですね)とイザコザを起こしたことが原因で、少尉はシベリア送りに。
そして消息を絶ち、伊集院家には忍戦死の報が届きます。
まだ結婚はしていなかったものの、嫁として伊集院家を支える決意をした紅緒は、母の形見の白い喪服で葬儀に出席。
白い喪服に「亡くなった夫に添い遂げ、一生再婚はしない」という意味があると知ったのは、はいからさんが通るがきっかけだったなあ…。
紅緒、冗談社に就職して編集長に出会う
忍の戦死後、跡継ぎを失った伊集院家は没落の一途。
紅緒は家計を支えるべく働き口を探して、小さな出版社、冗談社に就職します。
ここで麗しの編集長、青江冬星が登場するわけですね。
女嫌いの編集長ですが、女を感じさせない紅緒に徐々に惹かれていきます。
そうそう、紅緒って何気に作中ではモテモテなんですよねえ。取材先の満州で出会った少尉の元部下、鬼島にも好意を持たれてますし。
ロシアの亡命貴族、サーシャとラリサ来日
ある時、ロシアからの亡命貴族夫妻を目にした紅緒は目を疑います。
夫のサーシャ・ミハイロフ公爵は忍に瓜二つ。
実はサーシャはシベリアで奇跡的に命を取り留め、記憶喪失になった忍なわけです。
忍は徐々に記憶を取り戻しますが、命の恩人であるラリサが病に侵され、自分だけが頼りであることに苦悩。
そしてそれを知った紅緒は身を引き、伊集院家から去っていきます。
このあたりの話でラリサにイラッときた女性陣、多いんじゃないでしょうかね。お前さえいなければ紅緒と少尉は感動の再会を果たせるのにー!って。
冬星と紅緒の結婚、そして関東大震災
ここからは、いよいよクライマックス。
冬星との結婚を受け入れた紅緒はウエディングドレスを来て結婚式に臨みます。
が、結婚式当日に関東大震災が発生。混乱の中、冬星とはぐれてしまいます。
一方、ミハイロフ夫妻再度ではラリサが忍をかばって死亡、今際の際に、紅緒の元へ行くよう告げます。
なんとか紅緒に再会するも、怪我を負って動けなくなる忍。やはり自らの想いを確認し、ここで一緒に死ぬと決意する紅緒。
そこに新郎であったはずの冬星登場。ここで死ぬという紅緒を一喝し、少尉を助けて脱出。
最後は忍を殴って身を引き、ようやく紅緒と忍が結ばれるという最終回でした。
ここまで読んだ頃にはもう忘れてましたが、2人の血をひとつにするという祖父母の願いも、ここでようやく成就したというわけです。
このあと、冬星を主人公にした番外編もあるんですよね。パリに渡って紅緒にそっくりな少年に出会うっていう。
そして38歳の若さで亡くなっちゃうんだよなあ…。
と、最後は編集長に思いを馳せて締めてしまいましたが、以上がはいからさんが通るのあらすじです。
2017年公開予定の劇場アニメ版では、ストーリーがどう編集されるかも見物ですね。さすがに劇場版の2~3時間だけで、原作すべてを映像化するのは難しいんじゃないかと思うので。
蘭丸、牛五郎、鬼島、環、吉次、酒乱童子などなど、魅力的なサブキャラの面々もどこまで登場するのか楽しみです。
もう一度原作を読み返して、映画化を待つとしましょう!
コメント
はいからさんが通る
はいからさんが通りましたねぇ・・