ゴールデンカムイ第94話「機能美」の背景考察です。
前回は全員一致で白石を見捨てることに・・・と思ったら以外にも杉元は救おうと言い出します。
いよいよコタンから連れ立っている詐欺師の出番!
と思いきや、右足を失った二階堂の出番でした。
このあと94話の考察とかしていきますが、多分ネタバレするので、気になる人は先に本誌を見てください。
第94話の超ザックリあらすじと感想
扉絵は、白石が磔になっているところ。
そして 『(救けなくても)まぁ・・・いいか・・・』のサブタイトルに笑ったw
第七師団の療養所で二階堂は療養中。
二階堂も死にそうで、死なないキャラですよね。
右足を失って意気消沈しブツブツつぶやく二階堂の前に謎の紳士が登場。
誰かと尋ねると・・・天才的銃器開発者、陸軍中将・有坂成蔵だった。
有坂中将は、部下・南部君が設計した三八式機関銃(さんぱちしき)と三八式歩兵銃を見せる。
この有坂中将って詳しく知らなかったんですが、日本が戦えたのはこの人の力が大きかったんですね。
ゴールデンカムイは、こういう風に歴史に興味をもたせてくれるところがスゴイです。
そして部下の南部君っていうのは、日本初の自動拳銃を作った人のことでしょう。
鶴見はうっとりと、美しい銃を褒め称える。
まぁ頭のおかしい2人の話をまとめると、どうやら満州へのケシと武器の製造で北海道を経営するつもりのなんですね。
だから武器の製造を担ってる有坂中将と懇意なわけですね。
そんな有坂中将から二階堂にプレゼント・・・それは義足。
二階堂がため息を付いた瞬間、有坂は義足の足裏から散弾発射www
イキナリぶっ放したら笑いましたw
ゴールデンカムイはぶっ飛んでる感じを書くのが上手いですよね。
近距離戦闘ようの仕込み義足。これはヤバそうですね、誰が犠牲になるのか・・・まぁ杉元か。
第94話の考察、背景
陸軍中将・有坂成蔵のモデルは?
有坂閣下のモデルになっているのは、陸軍中将・有坂成章。
帝国陸軍初の制式小銃となった三十年式小銃を開発した人です。
日露戦争では三十年式歩兵銃と有坂砲の活躍により、日本が勝利したといわれてます。
つまり日露戦争勝利の立役者の1人なんですよ。
いやー知りませんでした。
それにしても写真とキャラの雰囲気よく似てますよね。
三十年式小銃は別名「有坂銃」
別名「有坂銃」とも呼ばれ、日露戦争を勝利へ導いたといわれる三十年式小銃。
日露戦争において帝国陸軍の主力となった小銃。
威力こそ低いが当時の世界水準を上回る完成度だそうです。
三十年式小銃以降〜第二次世界大戦終了までの日本軍の小銃を、欧米では『Arisaka Rifle』と呼んでいます。
三八式歩兵銃
日露戦争が終わった後に採用され、第二次世界大戦における帝国陸軍の主力となった小銃。
世界的にも優秀と評価され、第一次世界大戦のときは大量に輸出される大成功した「商品」でもありました。
第一次世界大戦では大量に輸出され、イギリスへは2万丁、ロシアへは35万6千丁が売却されたそうです。
ロシアはその後代金を踏み倒したらしいんですが。
どうでもいいけどロシアってのは・・・日ソ不可侵条約、シベリア抑留、北方領土、樺太。もうこれ以上付き合わなくても良いのでは。
第二次世界大戦まではロシア帝国陸軍・イギリス海軍以外にも、フィンランド陸軍でも使用されてというから驚きですよね。
そして第二次世界大戦が終わったあとも韓国、中国、タイ王国、カンボジアでは使用され続けたそうです。
あとがき
以上、ゴールデンカムイ第94話の考察でした。
鶴見中尉も素敵ですが、新キャラ有坂閣下も負けてませんね。
二階堂がドンドン改造人間みたいになってくけど、これはやられるたびに改造されてパワーアップするヤラレ役路線なんだろうかw?
次に失うのはどのパーツなのか。。
二階堂のショットガン仕込みは、いや〜な感じの伏線です。
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