ゴールデンカムイ第91話『トゥレプ』の考察についてです。
せっかく登場した熊岸長庵が早くも死亡です。
そしてコタンを占拠していた偽村長を捕まえた所でお話は終わり。
一方で白石は第7師団に捕まります。まぁ白石はどうでも良いのですが・・・。
このあと考察していきますが、いろいろネタバレするので注意です。
第91話の超ザックリあらすじと感想
扉絵は、これはアビイ・ロードかな?主要メンバーが歩いている図。
スタートは熊岸長庵の埋葬。ほんとアッサリでした。(^_^;)
ここでナレーションが入って、アイヌの噂について解説があります。
なんでも実際に脱獄囚がアイヌになりすまして、コタンに潜伏していたという話が阿寒湖あたりに残っているそうですよ。
このあたりがゴールデンカムイの魅力ですよね。
実際に取材してホントに存在する伝説や実話がモデルになってるのがツボ過ぎます。
間違っても民明書房刊(魁!!男塾に出てくるフィクションの解説)と同じ扱いにはできませんw
そんであとは『トゥレプ』を食べる話がメインで終わります。
このトゥレプを使った調理が美味しそうだったので、どんな食材なのか気になってます。
アイヌ料理に入っていたトゥレプって何だ?
コタンを救ってくれたお礼にトゥレプ(※プは小文字)なる料理が登場しました。
実はトゥレプ=オオウバユリを使った料理です。
オオウバユリを臼と杵でつぶして、袋で濾してデンプンを取り出します。
馬鈴薯や芋だけじゃなく、オオウバユリからもデンプンって取れるんですね。
身近にある植物も、工夫すれば食べらるのかもしれません。
話を戻して、このオオウバユリのデンプン粉には一番粉と二番粉があるんだそうな。
一番粉は団子にして食べます。
ちなみに残ったカスは発酵させてオントゥレプアカムという冬場の保存食にもなるそうです。
一番粉を溶いたデンプン汁を、ヨブスマソウという草の太い茎に入れて、火にくべて蒸し焼きにすると、クトゥマ(筒焼き)という団子が出来上がります。
いつもながら美味そ〜〜!!
ヨブスマソウの香りがして美味しそうですよね。
オオウバユリの二番粉でできた餅は、フキの葉で包んで焼くみたいです。トッピングに筋子ダレとかあるのが美味そう。
ここでました、杉元持参の食べれるオソマ。
しかしオソマを見たアイヌたちから、オオウバユリの神様みたいだという話が。
アイヌの昔話で少女が2人訪ねてきて、お椀を借りては脱糞し、食べろと言ってくるってのがあるらしい。で食べてみたら美味しかったらしい。
なんだそのストーリー展開(笑)。
実はその2人ってギョウジャニンニクとオオウバユリで、自分たちが食料だということをアピールしたかったのだとか。
ウンコ食わせる話にしなくてもよくないか!?
他に思いつかなかったのですか?
あとがき
以上、ゴールデンカムイ第91話の考察でした。
相変わらず料理漫画か?と思えるシーンが多いけど、これがまた醍醐味ですね。
ゴールデンカムイ軒なんかも出てるし、アイヌ料理のブームが来そうな予感はしない。
けれど一度は食べてみたいと思ってます。
フードフェスティバルとかで、アイヌ屋台とか用意して、今回登場したクトォマ(筒焼き)や、フキの葉の包み焼き、が売ってたら最高なんですけどね。
いやこれ良いアイディアじゃないですか?
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