ゴールデンカムイ第104話「恐怖の猛毒大死闘!北海道奥地に巨大蛇は存在した!」のネタバレ考察です。
前回は、尾形の好物を探るところから始まって、尾形の重~い回想シーンがあります。こんな重い話だったらあんこう鍋トラウマじゃないの!?という気がしましたが…。
前回:ゴールデンカムイ 103話のネタバレ考察。尾形はアンコウ鍋が好き
今回は、アシリパさんの苦手なものが登場。苦手なものを引き寄せる白石の魔力。そしてそのアイヌ伝説とは…?
さて、このあと104話の考察とかしていきますが、大いにネタバレするので、気になる人は先に本誌を見てください。
それでは、あらすじから見ていきましょう。
第104話のあらすじ
扉絵は巨大な蛇とアシリパさんの変顔と言うかフケ顔(汗)
◆舞台は、北のウォール街。
小樽、土方歳三の隠れ家
ここは以前ヒジカタ達が潜伏していた、永倉の親戚の持ち家ですね。
日泥一家との戦いで、土方の部下になっていたロン毛のイケメンにーちゃんが再び登場。(あのとき土方に手鏡を渡したイケメンにーちゃん)
「なぁ…亀蔵」
「東松屋商店って知ってるか?」
ロン毛のにーちゃんが亀蔵と呼ぶ、冴えない仲間に話しかける。
ロン毛のにーちゃんは、東松屋商店は賭場になっているのを知っていて、そこで負けた客が刺青人皮を置いていったという情報を手に入れたようだ。
「行くか?夏太郎」
ロン毛のにーちゃんは、夏太郎と言うらしい。亀蔵は夏太郎に聞いた。
「留守番なんぞ犬でもできるぜ」
「俺らだけで手柄を上げてヒジカタさんに認められねえと…」
と、夏太郎は答えた。
これだから若党は!黙って留守番してればいいのにと思ったり。
小樽の街
小樽の街に出てきた、夏太郎と亀蔵。
目的の賭場を確認して、夜になったら忍び込もうと話をしていると…。
「そっちの可愛子ちゃん見覚えあるね」
これは夏太郎のことを行ってます。
稲妻強盗&蝮のお銀登場。
「前にヤッたっけ?」
「俺の女房とヤッたのか?」
「ヤッてねえよ」
「なんでヤラねえんだこんないい女と!!」
稲妻強盗なぜか激怒(汗)
「思い出した!あんた茨戸(ばらと)にいたチンピラだね
日泥一家の用心棒だ」
「なんか抗争であそこの賭場を仕切っていた連中は皆殺しになったって聞いたよ」
夏太郎は、俺たちで馬吉をぶっ殺したと説明する。
すると油屋を見てたのは賭場荒らしするためだろ?夜にでも襲う相談だったのかと見破られる。
「一緒にやる?」
「たまには何人かでやるのも良いでしょ?」
「お銀がそれで幸せならかまわないぜ」
稲妻強盗はそう答え、いきなりディープキス。
「賭場荒らしの話ですよね?」(顔を赤らめた夏太郎)
杉元達はいまだに森の中
「痛あッ!!」
「どうしたシライシ オソマをしようとして肛門に小枝でも刺さったのか?」
「野糞してて金玉を笹で切ったんじゃないのか?」
「転んでヘビに頭を咬まれた」
「へび!?ぎい〜〜ッ」
アシリパさんが、かつて無いほどヒドイ変顔しているw
白石は蝮に噛まれたようだ。
「咬まれたとこ すげぇ痛くなってきた 毒で死ぬかも」
「アシリパちゃん吸い出してくれ!!」
キモチワルイから嫌だと、アシリパちゃんは逃げ出す。薬草を探しに行ってしまった。
<蝮の解説>
マムシ咬傷の死亡率は0.1%前後
ちなみに同じクサリヘビ科のガラガラヘビでは
マムシの95倍強い毒性を持つ種がいる
「お前らでいいから吸い出してよぉ!!毒をチュッチュと!!」
「……めったに死ななぇってよ」
「俺が死んだら困るだろッ
だからホラッ尾形ちゃん吸ってくれよ」
しかし、歯茎に毒が入ったら嫌だからと断られた。
アシリパさんが採ってきたノヤ(ヨモギ)とショウブを火にくべて、白石の傷口に煙を当てている。
杉元はアシリパに言われて、マムシの頭にヨモギの茎を刺していた。そうすると悪さをしたマムシは生き返らないらしい。
アイヌがヨモギを病魔を追い払う浄(きよ)めの草としてきたのは、それだけの効果があるかららしい。白石の頭にはヨモギの煮汁が湿布された。
「でも咬み付いたのがただのマムシじゃなくて
『サクソモアイェプ』だったら…
シライシは助かっちゃいないんだろうなぁ」
いつものアシリパさんのアイヌ伝説発動。
<サクソモアイェプの伝説>
日高に住む猟師の兄弟が
ある夏に狩りへ行ったら
何とも言えない強烈な悪臭がして
兄は全身が腫れ上がって動けなくなった
これは「夏に言われぬもの」という大蛇のしわざで
胴体は俵のように太く
その姿を見たものは悪臭で髪が抜け落ち
全身が腫れ上がるという
「『夏にいわれぬもの』とは
夏にその名を言うと出てきてしまうから
恐ろしくて口にすることが出来ないという意味だ」
同じように夏になるとムックリという楽器を吹かないようするらしい。ムックリはヘビが集まるようだ。
それを聞いて、杉元と白石が面白がって口笛をふきだす。
アシリパさんが必死に止めようとするが、二人の悪ふざけは続き…
そして杉元と白石が倒木に座ろうとすると、倒木が無くなって二人は後ろに転ぶ。
なぜか杉元の顔が倍以上に膨れている。
藪の中から巨大蛇が顔を出していた。
「ぎゃー」
「サクソモアイェプだ」
<巨大ヘビ>
アイヌの伝承に限らず
黒光りした巨大な蛇の目撃談は北海道全域に
昭和中ごろまで存在する
小樽は夜
油屋の用心棒は口笛を吹いている。
そこに賭場荒らしの4人組が待ち構えていた。
◆夜に口笛を吹くと…泥棒と蛇がやって来る。
で今回はお終い。
次号、杉元の腫れはひくのか!!?
それでは気になったポイントを考察したり、背景を見ていきましょう。
第104話の考察、背景
ヨモギ
ヨモギは万能薬です。ハーブの女王とも呼ばれ、その効果は幅広いものがあります。
飲んでよし塗ってよし嗅いでよしで、どんな使い方をしても効果があると言われています。
肌につければ、切り傷やアトピーなどに効果があり昔から多様されてきました。
また、お灸のもぐさとして使われていることでも有名。
ヨモギに含まれるシオネールには、消毒・鎮静・鎮痛作用などがあります。
サクソモアイェプ
アイヌ語で「夏に言われぬ者」の意味。蛇は夏に活動するので、夏や火の側でこの名を呼ぶことを戒められてます。
サキソマエップとも呼ばれている年をとった蛇の妖怪も存在します。姿は見えないがとても強い悪臭がするらしい。
そのほか洞爺湖の蛇神・ホヤウカムイ(オヤウカムイ)もサクソモアイェプの一種と考えられており、やはり強烈な悪臭がして近づく皮膚がただれてしまうのだとか。
蛇に近づかないためにつくった言い伝えなのかもしれないですね。
あとがき
以上、ゴールデンカムイ第104話のネタバレ考察でした。
アシリパさんの苦手なものはヘビということが分かりましたね。洞爺湖には蛇神が住んでいるので、いずれ出てきそうで楽しみですね。
ヘビが得意な人っていうのは、あんまり居ないでしょうが…。
それにしてもヨモギは万能薬のようです。ヨモギなんて田舎だといくらでも生えてますよね。山の中で怪我をしたら塗ってみてもいいかも。
次回ゴールデンカムイ第105話が楽しみです。
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