ゴールデンカムイではヒグマが頻繁に登場しますが、その戦闘力にいつも失禁寸前です。
ヒグマの被害者は後を絶たず・・・(;´Д`)
ヒグマに立ち向かったら軍人でさえアノ始末。
いったいどのぐらい強いんでしょうか?
来たるべき戦いに備えて、ヒグマの戦闘能力を見直しておきましょう。
ヒグマの戦闘力
その1:ヒグマの走る速度は自動車と同じ
ゴールデンカムイでも、アメリカ人エディーの車にヒグマが追いすがっていましたね。
ヒグマの走る速度は50〜60kmと言われています。
100mを6秒台?
つまりヒグマが視界に入った時点で終了です。
ヒグマに襲う気があればですが。
必至に逃げるとか無駄ですね。
ジリジリと威嚇しながら下がるのが正解みたいですよ。
でも、たいていの人は唖然として、その場に立ち尽くすらしい。。
そんな日が来ないことを祈りましょう‥( ̄人 ̄)
その2:ヒグマは木登りが得意
ヒグマは木登りが得意です。
ただし、大きくなりすぎたヒグマは、高いところまで登れなくなるようです。
普通に考えて重くなりすぎたからでしょうね。
熊に襲われたら気に登るという人がいますが、これは半分正解。
襲ってきたヒグマが大きければ登ってこれない可能性もあります。
ただし、気に体当たりしてくることがあるので、折れない程度に太い木がオススメです。
その3:ヒグマは泳ぐのが得意
ヒグマは泳ぐのが得意です。
川・湖はもちろん、海も泳ぎます。
水が冷たくても、分厚い毛皮でなんともないんでしょうね。
服を着ながら泳いでヒグマから逃れるのはムリゲーです。
しかも寒いし・・・すぐバットエンド。(;´д`)
その4:ヒグマの爪がヤバ過ぎる
ヒグマは5本指で、それぞれの指に爪が生えています。
猫のように引っ込めることは出来ません。
つまり手加減する気はないってことですね。∑(゚□゚;)
縄張りを主張するときや気に登るときに、木に爪痕を残します。
木肌には深〜い爪痕が残っています。
想像してみてください。
硬い針葉樹の木肌に深い傷ってなかなか残りませんよ。
たぶん人間がナタで思いっきり叩きつけるぐらいの力です。
この爪で引っかかれると、たいていは酷いことになります。(;´∀`)
その4:ヒグマの歯
ヒグマはするどい犬歯が4本あります。
歯の数は全部で42本。
前歯はするどい歯になっているけど、奥歯は人間と同じように、すり潰すための歯になっています。
この歯で獲物の骨ごとボリボリいくみたいですよ。
ボリボリやめて‥(;´∀`)
その5:ヒグマは鼻が利く
ヒグマは視力は弱いですが、そのぶん鼻が利きます。
残念ながらどれぐらい鼻が利くのか資料がありません。
北海道で起きたヒグマの事件を見ていると、想像よりはるかに鼻が利くようです。
ヒグマは一度自分のものだと思ったターゲットをどこまでも追いかけます。
ゴールデンカムイでも、村にヒグマの餌を持ち帰った結果、ヒグマが現れた話が書いてありましたね。
数km離れていても追いかけてくることを考えれば、犬なみといった所でしょうか。
その6:ヒグマの頭蓋骨は銃を弾く?
頭を正面から狙って弾がはじかれたことがある 弾がはじかれたことがある。
出典:北海道庁舎「ヒグマ捕獲テキスト」
ヒグマの頭蓋骨は、骨の厚みといい形といい真正面からは弾が貫通しなさそうな構造です。
しかも脳みそ小さそう。
ゴールデンカムイでも第7師団の兵士がヒグマの眉間を撃ちましたが、そのあと逆襲にあってました。
またぎの話ではヒグマは横から狙うことが推奨されています。
動いてるヒグマの眉間を狙うのは難しそうですしね。
その7:ヒグマは「止め足」を使って狩猟者に逆襲することがある
「止め足」はゴールデンカムイの作中でも良くでてきます。
アシリパさんが谷垣に追われたときも、「止め足」を使いましたね。
「止め足」っていうのは、ヒグマが狩猟者を巻くために、途中で足跡の通り後ずさりして、付近の藪に飛び込んで足跡を消す行為です。
基本的に「止め足」は狩猟者から逃れるためのものですが、負傷しているヒグマや気性の荒いヒグマは、隠れて人間を襲ってくることがあります。
‥あれ?足跡がない?と思ったら後ろからガバーッとか?ヾ(;′ω`)ノ ギャアアー!
ヒグマに関する勘違い
その1:死んだふりは有効か?
ヒグマは死肉を好んで食べます。
なので死んだふりは格好の獲物・・・。
というかもう我が身を捧げてる状態です。
この無責任な情報元は何だ?(;´д`)
ヒグマは個体差があって襲ってくる方が少ないみたいです。
しかし万が一襲われた時は「戦う」のが最善らしいですよ。
鼻の頭とか目とかにダメージを与えると退散することがあるとか。
そういえばゴールデンカムイではヤクザの親分が鼻を叩き落としてましたね。
そのときヒグマも退散しました。
・・・戦うの?デスクワークなんだけど(;´∀`)
その2:熊は下り坂が苦手だと?
これについては情報源がありませんでした。
下り坂の方が遅いのかも知れないけど、時速50〜60kmで走れる動物ですよ?
それにヒグマは、エゾシカを捕食します。
人間が鹿より早いってことは無さそうです。
実際に福岡大ワンゲル部ヒグマ襲撃事件では、下り坂を走っているのに追いつかれています。
・・・普通に考えて四つ足のほうが山道早そうだよね(;´∀`)
その3:ヒグマはいつでも人を襲うのか?
ヒグマにも人間と同じように個体差があります。
こっからは人の出会いと一緒で、運しだい。
運が良ければ、いい出会いになるし、運が悪ければ‥。
運が良い方でお願いします!(,,゚Д゚)
まとめ
ヒグマの戦闘力をあらためて振り返ってみました。
こうしてみると、
・死んだふり
・走って逃げる
・泳いで逃げる
・下り坂を逃げる
のは無理だということが分かります。
かろうじて木に登ってヒグマを何度も叩き落とせば、助かるんでしょうか?
救援がくるならそれもありかもしれません。
ヒグマに襲われて生還した人達は、みな戦って生き残ったとのこと。
鼻の頭とか目にダメージを与えると、退くことがあるようですね。
ただ最近のヒグマは草食化しているとか。
人の世もヒグマの世も、時代は草食系なんですね。
私のことか!(^_^;)
参考文献
・北海道庁舎「ヒグマ捕獲テキスト」
・京都大学「北海道のヒグマ、肉食から草食傾向へ。明治以降の開発が影響か?」
コメント
熊は前足が短くて後ろ足が長いので、下りだと前のめりの姿勢になるから走りにくいらしいですよ
コメント有難うございます!
なるほど、上りよりは下りのほうが良さそうですね。
ただ、福岡大学ワンゲル部ヒグマ襲撃事件などを参考にしても、
人間よりは遥かに速そうです!
こんにちは。知り合いの山菜採りの名人は羆の多い山に入るときはナタを持っていきます。三笠市の山なんかはかなりヤバイそうです。
あと、最近はエゾシカが増えてきたのでそれを捕食する機会も増え羆の体格が良くなってるという話もあります。
てびさん、こんにちわ!
コメント有難うございます。
>知り合いの山菜採りの名人は羆の多い山に入るときはナタを持っていきます。
別の記事でもチョット触れましたが、羆に死んだふりは効かないみたいですね。
立ち向かう場合は、目とか鼻を攻撃するのが良いとか・・・
山菜採り名人の方は、ナタで鼻を攻撃するつもりなんですね、きっと。
私も狙うなら鼻しかないと思ってます。実行できるかどうか別だけど(汗)
>最近はエゾシカが増えてきたのでそれを捕食する機会も増え羆の体格が良くなってる
エゾシカの増殖はニュースでみました。
エゾシカの増え過ぎによる農林業被害額は56億円とか。
そんだけいたら羆も食べ放題で、確実に肥え太ってますよね。
北海道が好きでよく遊びに行くのですが、いつも羆が頭から離れません。
羆の事を知りたければ木村 盛武さん著の 「慟哭の谷」をよむと良いですね。有名な三毛別の事件以外の羆の事件が多数書かれていて非常に興味深いないようになっています。
蛮族さん、コメント有難うございます!
「慟哭の谷」面白そうですね。
三毛別事件以外が載ってるなんて・・・ぜひ読んでみたいです。
お正月に読んでみようと思い、早速Amazonでポチッとしました。