ゴールデンカムイ第103話「あんこう鍋」の背景考察です。
前回は北海道に実在した凶悪犯・稲妻強盗と、蝮のお銀が出てきました。
明治期の北海道、荒んでる!
今回は尾形の好物から始まって、尾形の重~い回想シーンがあります。
こんな重い話あったらアンコウ鍋トラウマじゃないの!?という気がするんですが。
このあと103話の考察とかしていきますが、ややネタバレするので先に本誌を見てください。
それでは超ザックリなあらすじで、103話を振り返りましょう。
第103話の超ザックリあらすじ
大雪山を下山中の杉元たち。
ナキウサギを食べるシーンから、尾形の好物の話になる。
アンコウ鍋が浮かんで・・・
尾形は芸者との間に生まれた子だそうです。
そして父親である花沢中将は、本妻の子供がうまれてからは寄り付かなくなった。
尾形の母親はあんこう鍋を作り続けたが、それは父親に来てもらうため。
アンコウ鍋は作られ続け・・・ついに尾形は殺鼠剤をアンコウ鍋にいれて母親に食べさせた。
えっ?まさかの母親も毒殺・・・(^_^;)
なんだけどこれは一応、葬儀になったら母親が父親と逢えるからっていう、とっても間違った愛情もあるみたいなんですけど。
いやこのキャラちょっと重すぎじゃないかw
とつぜん尾形が超重量級の重いキャラになりました。(汗)
そのあと腹から血を流している花沢中将との回想シーンがあって、やっぱり尾形がやったのね。
2人の最後の会話は、親は子供を選べないって話。まぁそこは共感できるけどさ。
ここで終わりかとおもいきや、尾形のお兄ちゃんにあたる花沢少尉は、二◯三高地で後ろから尾形に撃たれたんですね。
とまぁ、今回はすんごく重い話でした。
ってことは家族を3人ほど手にかけたという・・・。
それでは気になったポイントを考察したり、背景を見ていきましょう。
第103話の考察、背景
鯉登少尉の父親
今回は鯉登少尉の父親の話もでてきましたね。
鯉登少尉の父親は海軍少将で、青森の大湊要港部の司令官という話になってます。
ズバリ父親のモデルは、鯉登行文中佐。
ただし陸軍中佐なので、そこはキャラ設定を変えているみたいです。
鯉登家は軍人一家だったんですね。
大湊要港部
要港部とは、帝国海軍の拠点など後方を統轄した機関。
大湊要港部は現在の青森県むつ市にありました。
大湊要港部は、北方海域の警備や権益保護、漁場安全確保、救難救助などを担当。
このあと太平洋戦争に向けて、要項部から警備府に格上げとなってます。
アンコウ鍋
「西のふぐ鍋、東のあんこう鍋」と言われるほど、メジャーな東日本の鍋料理。
特に茨城県ではあんこうの水揚げが多く、茨城の鍋料理とされています。
今ではアンコウはフグと同じように高級魚。
茨城県を境に「北のアンコウ」「南のアンコウ」に分けられ、北の海でとれるアンコウのほうが高いです。
その中でも潮流が入り交じる鹿島灘海域で取れるものが上物とされています。
冬になると水温が低いので身が締まり、産卵に向けて肝臓が大きくなることで味が良くなるそうです。
が!昔は猫もまたぐほど価値がなくて「ねこまたぎ」といわれていました。
いやいや、今じゃあんなに大事に食べるのに、ホント価値観ってのはどんどん変わりますね。
あとがき
以上、ゴールデンカムイ第103話の背景考察でした。
なんか尾形の過去が妙に重いし、まさか両親+弟まで手にかけているとは。
これは流石に病んでいる!このキャラはヤバい!。
しかし誰かが愛は説かなければなりません。
北斗宗家の女人像もそう言ってましたから。
次回ゴールデンカムイ第104話が楽しみです。
コメント
花沢勇作は尾形の弟じゃないですか?
ありがとうございます。
ご指摘の通りかと思います。(汗)