ゴールデンカムイ第124話『思い出の写真』の背景考察です。
前回は“盲目のガンマン”トニー・アンソニーじゃなくて、トニアンジを追い詰めるところまで。
そこから土方たちが杉元たちと合流。そして写真撮影会が始まります。
アノお色気マタギも大活躍・・・。
さてこのあと124話を振り返って考察しますが、ややネタバレするので読んでない人は先に本誌を見てください。
第124話の超ザックリあらすじと感想
土方たちが杉元たちと合流して、トニアンジの処遇は土方たちが決めることに。
いつもみたいに皮にされるのかと思っていたので、この展開は良かったです。
いっぽう鶴見中尉のもとには、網走監獄の看守として潜入していた宇佐美上等兵が戻ってきた。
正体がバレて戻ってきただけにオシオキは必須・・・
とおもっていたら宇佐美上等兵のホクロに足を書いて、ホクロが走ってオシマイ。
いやこの宇佐美上等兵なんですけど、なんとも不気味ですよね。
ちにみに個人的な発見なのですが・・・
第7師団の歴代師団長に、宇佐美中将という方がおられるんですね。
なのでそこから来てるんじゃ?とかちょっと思ってます。
はら写真もちょっと似てない?
いっぽう北見(網走の近く)に着いた杉元たちは、土方の知り合いである写真師の田本さんに撮影してもらってますね。
なぜか谷垣だけふんどし一丁でwww狙われやすいマタギ(汗
谷垣はM字で座るように言われる。
最後に石川啄木が登場してましたが・・・
「やはらかに積もれる雪に
石川啄木
熱てる頬を埋むるごとき
恋してみたし」
遊女の胸に突っ伏しながら短歌を詠む石川啄木。
有名な短歌をこんなに穢(けが)して、怒られないんでしょうか?w
ちなみに土方は新聞記者である石川啄木を通じで何かをするつもりらしいですね。
まるでアメリカの民意を操った新聞王ウィリアムみたいに。
という話をきいたら新聞王ウィリアムが気になったので当然調べました。
第124話の考察、背景
石川啄木の『一握の砂』
やはらかに積れる雪に
出典:石川啄木の短歌集『一握の砂』の第1章「我を愛する歌」より
熱(ほ)てる頬(ほ)を埋(うづ)むるごとき
恋してみたし
歌の意味をわかりやすくすると以下のかんじ。
『やわらかく積もった雪に、赤くほてった頬を埋めて冷やしたくなるような恋をしてみたい』
しかし作中では柔らかい胸に、ほてった頬を埋めちゃってるよね。
これでいいのか?/(^o^)\
ウィリアム・ランドルフ・ハースト
最盛期には複数のラジオ放送局、映画会社、28の主要な新聞および18の雑誌を持ったアメリカの新聞王。
私欲から捏造記事を操ってアメリカの民意をコントロールし、西南戦争を引き起こしたとまで言われてます。
下院議員やニューヨーク市長など、政治家としても活躍。
田本研造が撮影した土方歳三
この有名な写真は、写真師・田本研造によるもの。
田中研造が箱館戦争のおり、土方歳三を撮影したそうです。
その他にも旧幕軍の榎本武揚を撮影してます。
また函館で取り続けた北海道開拓時代の記録写真は、日本の写真史において高く評価されてます。
あとがき
以上、ゴールデンカムイ第124話の考察でした。
今回はかなり長めのストーリー。
でも何だかんだいって、マタギの写真撮影が全てを持っていきましたけどね。
実はゴールデンカムイの“お色気担当”なのかもしれない。(^_^;)
コメント