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ゴールデンカムイ家永の元ネタ、シカゴに実在した恐怖の迷宮ホテル

H.H.ホームズのthe World's Fair Hotelの外観写真 ゴールデンカムイ
See page for author [Public domain], via Wikimedia Commons
この記事は約4分で読めます。

ゴールデンカムイで家永カノが経営している「札幌世界ホテル」。

一度宿泊したら生きては出られない、この恐怖のホテル、1800年代のアメリカに実在したホテルが元ネタと思われます。

経営者であるH.H.ホームズは、アメリカ犯罪史上に悪名高いシリアルキラー。

残念ながら、家永のような艶っぽい美女ではなく、ヒゲのおっさんですけど。

H・H・ホームズ

ゴールデンカムイ「札幌世界ホテル」の元ネタになったと思われる、H.H.ホームズの迷宮ホテルをご紹介します。

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被害者は200人以上!?恐怖の城 the World’s Fair Hotel

H.H.ホームズという人物は、いわゆる結婚詐欺師。

資産家の娘や未亡人をたぶらかしながら財を築き、来るべきシカゴ万博の開催に沸くシカゴの町に、お城のように豪華なホテルを建てました。

その名も「the World’s Fair Hotel」。

ゴールデンカムイに出てくる札幌世界ホテルの名前も、ここから取られてるのかと。

表向きはホテルですが、その実、ホームズの歪んだ欲望を満たすための恐怖の城。

ホテルそのものがトラップとなって宿泊者を捕らえる、さまざまな仕掛けが施されていました。

the World’s Fair Hotelの”おもてなし”

ホームズは、業者に工事を発注しては、わざと支払いをせず工事を中断し、別の業者に工事を発注するということを繰り返して、迷宮ホテルを作り上げました。

1業者だけに工事を発注すると、なんか怪しい建物作ってることがバレちゃいますからね。

ホテルを迷宮化すると同時に、怪しまれないようにする意味もあったんでしょう。

そうして完成したホテルには、宿泊客を”おもてなし”する数々の仕掛けが…

  • 全室を行き来できる秘密の通路
  • 覗き穴とスライド式の隠し扉
  • ガスを送り込める部屋
  • 落とし穴が仕掛けられた部屋
  • 室内で火が燃やせる、石綿の壁の部屋
  • 拷問&解剖道具完備の地下室
  • 証拠隠滅のための硫酸銅の水槽

ほとんど全部、ゴールデンカムイでも出てきましたよね。

事実は小説よりも奇なり、ならぬ、事実は漫画よりも奇なり。

いかにも漫画っぽい仕掛けの数々は、実はすべてリアルだったっていう(´д`;)

恐怖の城に消えた200人

ホームズが自白した被害者の数は27人。

多くは彼が従業員兼愛人として雇った女性たちですが、実際に行方不明になった人数やホテルから発見された遺品から、実際の被害者は200人に及ぶと推測されています。

シカゴ万博の開催中、ホテルは常に満員御礼であり、ホームズには獲物を物色する余裕すらありました。

彼が狙ったのは、裕福な美人で、かつ遠方からの宿泊客だったそう。

いくら遠方からの客とはいえ、200人以上の、そこそこ裕福な女性が行方を絶ったら疑われそうなものですが、不思議とそういうことは起きず…

ホームズは疑われることも捕まることもなく、万博が終わって客足が遠のいた1894年にシカゴを去ります。

金銭への執着が仇となって逮捕

このH.H.ホームズって人物は、いったい何がしたかったのか、常人には到底理解できないんですが、柱になってるのは殺人と金。

彼の行動を追うと、単なるシリアルキラーではなく、金にもおおいに執着しています。

結婚詐欺は言うに及ばず、彼は自分が手に掛けた女性を解体し、骨や臓器を売って金に変えるようなこともしていました。

ゴールデンカムイの家永は、完璧な自分を求めて犯行に及んでましたが、ホームズの行動にはそういう哲学とか目的とか、そういうものがあんまり感じられないんですよね。

楽しみと金のために、息を吸うように殺す。

ホームズにとって、人を殺めるということは、ゲームの中で敵を倒してお金や経験値を稼ぐのと同じくらいの感覚だったのかもしれません。

彼が逮捕されるきっかけになったのは、保険金狙いの殺人事件。

この事件が発端でシカゴのホテルにも捜査が入り、迷宮ホテルの真の姿が露見。

ホームズは35歳で絞首刑に処されます。

というか、保険金殺人で捕まるまで、ホテルの件が一切疑われてなかったというのがスゴイ。

迷宮ホテルの真実、火の中に消える

事件発覚後の1895年、ホームズの迷宮ホテルの内部は不審火により内部が焼け落ちました。

不審な男たちが建物から出てきた後、爆発が起こってホテルが炎に包まれたという目撃情報があり、故意に壊されたことはほぼ間違いないとされています。

この不審火は、証拠隠滅のためだったとも、ホテルが観光地化することを嫌がった市民の仕業とも言われ、定かではありません。

倒壊を免れた建物は1938年に取り壊しされるまで残り、現在その跡地は郵便局になっています。

実は、ホームズがシカゴを去った後、彼は第二の迷宮ホテル建築の計画を立てていました。

なぜかその計画は中断されたのですが、もし計画が実行されていたらと思うと、ちょっとゾッとしますね。

コメント

  1. より:

    >世界恐慌で景気も落ち込んだ1983年にシカゴを去ります。
    >事件発覚後の1985年、ホームズの迷宮ホテルの内部は…
     
    記事自体は面白かったですが、年号間違えちゃ台無しだと思いますよ

    • アバター画像 メガネ女子 より:

      ご指摘ありがとうございます!年号の間違い部分、修正いたしましたm(_ _)m

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