ゴールデンカムイ第114話「エチンケ」の考察です。
前回は念願の叶った姉畑先生がついに力尽きてしまいます。
しかもその死に様は激しくも心打つものでした?
今回は谷垣たちも加わって釧路へ。そこでエチンケ狩りが行われます。白石の活躍もあって無事エチンケを捕らえたがお味の方は?
114話の背景考察とかしていきますが、ややネタバレするので本誌を読んでない人は先に見てください。
第114話の超ザックリあらすじと感想
扉絵は久々登場の二瓶鉄造と湯たんぽリュウ。二瓶さんの決めゼリフが炸裂。
二瓶さんカッコいいのに死ぬの早すぎですよね。
もっと活躍出来たはずなのに!
杉元と尾形が最新の三八式歩兵銃で揉めていたのですが、杉元が持っても豚に真珠ということで、尾形の持ち物になりました。
いやこの三八式歩兵銃って凄いんですよ。実は世界に誇る日本の武器だったりしたんです。
まぁ調べて知ったんですけどね。
で今回のメインはこれ!釧路の海辺でウミガメ漁。
クンネ・エチンケかフレ・エチンケは見た目ではわからないそうです。
だけどクンネ・エチンケは甲羅が柔らかいらしい。
杉元がクンネ・エチンケを食べてみたところ、甲羅は硬めの高野豆腐みたいで、肉の方は鶏肉みたいだって!
すっぽんなら食べたことあるけど、たしかに甲羅まで食べられるんです。だけど美味しいかというわれると、あんまり良い思い出じゃないっす。(汗)
ちなみにフレ・エチンケの方は肉食なので、肉に臭みがあるそうですよ。
まぁ食べる機会は絶対ないと思いますが。
今回も怒涛の展開で、そしてページ数が多かった。
ストーリー的に重要なものはなく、エチンケを獲って喰っただけの話ですが(笑
最後にトノサマバッタが大量発生してます。
姉畑先生のご乱行が、災いを招いてしまったのは間違いないですね。
第114話の考察、背景
クンネ・エチンケ、フレ・エチンケをもう少し詳しく。
クンネ・エチンケ(アオウミガメ)
アイヌ民族博物館で調べたところ、クンネ・エチンケは黒い亀で、アオウミガメのこと。
アオウミガメ(英名Green Sea Turtle)の由来は、脂肪が緑色だから。
これは餌の色素が影響しているらしい。主な食事は海草や藻類。体調は80〜100cm、体重は70〜230kg。
味は鶏肉のような味がするらしい。
ワシントン条約に記載され、絶滅危惧種にも分類されているので、国際取引が禁止され、ほとんどの国では捕獲禁止となっている。
ただ発展途上国では食糧事情から、海亀を食べているところもあるらしい。
太平洋の離島では昔から食料として利用され、大航海時代には船乗りが食用として食べていた。このころから絶滅が始まる。
日本では小笠原諸島で、年間135頭の食用目的のウミガメ漁が認められているので、どうしても食べたい人は小笠原諸島に行くと食べられます。
ウミガメの寿司、味噌煮込み、チャーシューなど、結構美味しいらしいですよ。
フレ・エチンケ(アカウミガメ)
フレ・エチンケは赤い亀で、アカウミガメのこと。
アカウミガメの由来は、甲羅の一部が赤褐色だから。
英名だとLoggerheadなんですが、これは身体に比べて頭がデカイから。って雑な命名ですねw
主な食事は貝類や甲殻類。体調は65〜100cmで、体重は70〜180kg。
お肉が臭くて美味しくないから食べないそうです。
アオウミガメと同様に、ビニールゴミや食用、剥製用などの影響により生息数は減少しているとのこと。やっぱり絶滅危惧種に分類されてます。
あとがき
以上、ゴールデンカムイ第114話の背景考察でした。
今日はウミガメ漁とウミガメ料理を楽しむ回になってますね。アイヌの料理の味が気になってしょうがない。
そろそろ食べたときに口の中が光ったり、七星刀がでてきたり、特級面点師が出てきてもいいかもしれません。
次回は蝗害(イナゴの大発生)による災害の話みたいですよ。
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